鍵を握るのは、5月1-2日のFOMC会合である。しかし、個人消費支出(PCE)のコア・インフレ率が前年比2.0%になると投資家が見込むのに足るほど、5 月1-2日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合がタカ派的にはならない可能性がある。
もちろん、過去3月と同程度のタカ派発言は行われると考える。しかし、市場参加者が期待するほどの発言は織り込まれないリスクがある。PCEヘドッライン・コア共に2%に近くため、それを認識する発言が含まれることと投資家も期待するだろう。
実現したイン フレ率に言及する現在の文言が声明で繰り返されるか、PCEの総合インフレ率が2%に接近しても、コアが前回2%に近づい局面での文言になるリスクがある。
さらに、FOMCが現在の金融政策が緩和的かどうかに言及するかもポイントである。緩和的だと読みとれる発言があれば、さらなる利上げ余地の存在を確認することになる。
ここ数年では米国10年債金利は高水準にある。
0件のコメント